Racer X / Live Extreme Volume

レーサー・X / ライヴ・エクストリーム・ヴォリューム

Racer X(Live Extreme Volume)
いつの間にか2月終わってた。
Track List
01.Loud and Clear
02.Dangerous Love
03.Bruce's Solo
04.Gone Too Far
05.John's Solo
06.She Wants Control
07.Scit Scat Wah
08.Into the Night
09.Paul's Solo
10.Motor Man
11.Scott's Solo
12.Set the World on Fire

MR.BIGでお馴染みのポール・ギルバートがかつて率いていたバンド、Racer Xのライブアルバムです。
最強のラインナップと言われたのちにJUDAS PRIESTへ加入するドラマーのスコット・トラヴィス、ポールのギターワークに追従できる唯一のギタリストであるブルース・ブイエ在籍時のライブを収録しています。

信じがたい超絶技巧でL.A.で話題になっていたバンドだけあって、曲の合間に各メンバーのソロタイムがトラック数の1/4を占めるというある意味彼らならではのアルバムとなっています。

1987年9月、CountryClubというライブハウスでの2回のライブからベストテイクを収録したとのこと。(ライナーによるとその3か月前には日本のへヴィメタルバンド、Anthemのアメリカ公演のオープニングアクトを務めたこともあるらしいですね。)


恐ろしいことに先に出したスタジオ盤よりもクォリティの高い演奏で、ヴォーカルのジェフ・マーティンもスタジオ盤よりも全然上手いです。

勢いのある曲が多く収録されており、1stアルバム収録のスピーディーな1・Loud and Clearで幕を開けますが、マシーンの如き正確なリズムを刻むスコットのドラム(一打一打が重い!)と超絶ギターワークに加えて高音ハーモニーパートでコーラスまでこなすポールにまず驚きます。

ちなみに左チャンネルはポール、右チャンネルはブルースのギターです。

とにかく偏執狂的なこだわりの一糸乱れぬアンサンブル、ポールとブルースの息が合い過ぎて怖いくらいの高速ツインギターハーモニーがその後も隙あらば駆け抜けていきます。

スタジオ盤未収録曲が3曲(6、7、12曲目)ありますが、6・She Wants Controlは2ndアルバム収録のHammer Awayタイプの3連系の曲。彼らにしては珍しくツインハーモニーは目立たないですね。

7・Scit Scat Wahはネオクラシカル且つテクニカルなインストで、1st収録のY.R.O.、2nd収録のScarifiedの陰に隠れがちですが、負けず劣らずの名曲です。Y.R.Oと若干ムード的には被る感じですね。4ヴァース的なソロ回しもスリリングこの上ないです。

12・Set the World on Fireは珍しくブリティッシュへヴィメタルな感じの男臭い曲。翳りのあるリフやネオクラシカルなイントロのツインハーモニーも雰囲気の創出に一役買ってます。歌が入ると結果的にはアメリカンなテイストなんですけどね。

アルバム中、特に白眉な出来は10・Mortor Manで、ただでさえ最高難度の曲なのにポールとブルースのツインスウィープフレーズは感動する事請け合いです。

ちなみに各メンバーのソロタイムでは、凄まじい速弾き、スウィープリックを弾きまくりつつ後半はブルージーに攻めるブルースに対して、ポールは当時入れ込んでいたテクニックのスキッピングフレーズを多用しScarifiedの一節も披露。ワーミーペダル(だよね?)のような飛び道具も出てきてやりたい放題です。

ジョン・アルディレイトとスコットのソロも詳しいことはわかりませんが、何やるにしても手数が多いし、ジョンはビリー・シーンの如く高速フレーズを弾きまくり(スラップはやりませんな~)、スコットは手数のみならず足数も多い(笑)。

当時のポールの話によると一日12時間のリハーサルを2週間続けたそうで(どこまで本気で言ってるのかわかりませんが)、もはや修行ですね。よく指や体を痛めなかったなと思います。
(ただしブルースは後年深刻な腱鞘炎を患ってしまい十数年まともにギターが弾けなかったというのは有名な話…この時のリハーサルが祟ったのでしょうか…)

ポール・ギルバートファン、Racer XファンはもちろんHR/HMを志すある意味フィジカルなテクニックの限界点を知りたいプレイヤーは必携の一枚でしょう。(ちなみに本作のアウトテイクのVolumeⅡもあったりします。こちらもお勧め!)


★Loud and Clear


★Scit Scat Wah


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コメント

No title

懐かしいですね・・・
当時、よく聴いてΣ( ̄□ ̄;)こんな感じの顔になっていました。(; ^ω^)

Re: No title

> 懐かしいですね・・・
> 当時、よく聴いてΣ( ̄□ ̄;)こんな感じの顔になっていました。(; ^ω^)

僕もです(笑)。本当にライブでもあの速度でハモるんだ…とか呆気にとられていました。全員異様に巧いというのも衝撃でしたし…。
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